H.I.Sのキャンセルサポートで全額もどってきた話
10月1日からGo Toトラベルの地域共通クーポンが始まり、東京発着の旅行も追加になりました。
旅行いいなぁー、いつから旅行行ってないかなーと思えば。
今年3月に予定していた海外旅行をキャンセルして以来どこにも行ってない。
あのときは迷いに迷ってキャンセルしたのですが、結論、キャンセルしてよかった。
H.I.Sのキャンセルサポート保険のおかげです。
以下備忘録です。
一言でいうと
2020年の新型コロナウイルス感染症の大流行で、3月に予定していたインド旅行を取り止めざるを得なくなりました。
半年以上前から楽しみにしていた旅行。
旅行に行けなくなったことに加え、負担になったのはすでに支払った航空券代やホテル代、タクシーチャーター代等々…。
ですが、H.I.Sのキャンセルサポートを適用することができ、自己負担ゼロで全額キャンセルすることができました。
H.I.Sのキャンセルサポートとは
大手旅行会社の株式会社エイチ・アイ・エスが2019年から販売を開始した保険商品。
疾病や災害といった本人に責任のある事由だけでなく、急な出張やパスポートの紛失、ペットの死亡といった個人的な理由でのキャンセル料も負担してくれる。
新型コロナが拡大してから自己都合によるキャンセル時の補償率は少々悪くなったものの、画期的な保険です。
1,000円で10万円まで、2,000円で20万円まで、3,000円で30万円までが補償の対象です。
オンラインで航空券を予約した後でも、出発の14日前までだったら申し込みが可能。
実体験(キャンセルまで)
■2019年9月(旅行半年前)
私が予定していたのは3月中旬のインド旅行。
本場のアーユルヴェーダのギーとやらを試してみたいというのがその理由です。
なんでもギーは特別な施術らしく、ある程度長期間滞在して身体を整えてからでないと受けることができないとか。
せっかくだしと10日間のアーユルヴェーダ治療と5日間の周遊を兼ねて、旅行することにしました。
航空券、アーユルヴェーダ施術、タクシーチャーター、ホテルを予約し、約35万円をお支払い。あとは時期がくるのを待つばかり。うきうきでした。
■2020年2月中旬
航空券を予約していた近畿日本ツーリストから連絡がありました。コロナの影響で、予定していた上海経由便が休航になったとのこと。今なら別便への振替もできるし、このまま取消しても取消料はかからないとのことでした。
旅行の取り止めを検討もしたのですが、その時点でのキャンセル料は6万円。
その頃は中国を中心に新型コロナが広がっている時期ということもあり、1ヶ月あれば状況も落ち着くだろうと期待をかけて、近畿日本ツーリストの便はキャンセル、ソウル経由の便をH.I.Sで予約することにしました。
とはいえ、本当に行っていいのか悶々とする日々が続いたのも事実…。
■2020年3月5日
韓国中国からの入国便は、成田のみに絞り、さらに帰国者には14日間の自主隔離を要請することがニュースで流れました。その夜閣議了解。慌てて大韓航空のHPを見に行くと、予定していた便の運休が発表されていました。
他国を経由する便に切り替えるか…とも頭をよぎったのですが、世界的なロックダウンも始まりつつある。帰国できなくなるかもと、泣く泣くキャンセルすることにしました。
オンラインで予約した航空券をマイページからキャンセルできるのが出発3日前までらしく、ちょうどその日が出発4日前。
慌ててキャンセルしたのを覚えています。
キャンセルから保険金の請求、保険金が支払われるまで
キャンセル後すぐ、重要事項説明書に記載されていた事故受付サービス「三井住友海上ライン」(0120-365-240)に電話しました。
お伝えしたのは以下の2点
「WEBでH.I.Sのキャンセルサポートを予約していること」
「大韓航空のHPで運休が発表されたので、すでにマイページで取消をしたこと」
対応してくれた方が言うには「3月1日に韓国の一部地域に対する外務省の渡航中止勧告」が発表されているので100%補償の対象になると。
韓国は経由地であって韓国旅行をするわけでもないし、経由地に渡航中止勧告が出ているわけでもないのに、キャンセル補償の理由になるのか、ちょっと疑問でしたが、払ってくれるならなんでもいい。
1週間ほどして申請書類一式「HISキャンセルサポート保険金請求のご案内」が送られてきました。
準備した書類
●海外旅行保険金請求書(所定様式)
●事故状況申告書(所定様式)
サポートデスクの方から、「3月1日に韓国の大邱広域市及び慶尚北道清道郡への渡航中止勧告が出た」ことを書くように言われたので、そのとおり記載しました。
●添付書類
・マイページ取消料確認画面のコピー
・キャンセル料の支払いが確認できる書類(通帳の写し、クレジットカードの明細)
送られてきた「ご提出書類のご案内」には領収書等のキャンセル料の支払いが確認できる書類の記載がなかったので、いらないのか?と思って問い合わせたところ、やはりいると。そらそうだと思いますが、ちゃんと書いておいてほしいなとも思いました。
クレジットカード会社に明細を取り寄せたりして、少し時間がかかりましたが書類送付後3週間ほどであっさり振り込まれました。
まとめ
一日一日と状況が悪化する中とはいえ、楽しみにしていた旅行をキャンセルするのは、自分としては辛い決断でした。「キャンセルして当然」というプレッシャーがある中で、サポートデスクの方が「このたびはお見舞い申し上げます」と優しく声をかけてくれたことに、少し救われました。
私の場合、経由地に渡航中止勧告が出ていたので、スムーズに保険金が支払われたようです。渡航中止勧告や渡航先での緊急事態宣言が出ていない時期にH.I.Sに問い合わせて、補償の対象外と言われている人もいるようです。また、H.I.Sではなく、三井住友海上サポートに直接聞くことも必要なようですね。
渡航中止勧告も順次解除されて、じきに海外旅行もできるようになると思いますが、キャンセル料払われるか?払われないか?と、ひやひやする思いはしたくない。
H.I.Sのキャンセルサポートは万能ではないので、感謝はしつつも、次回の旅行は慎重に考えたいと思います。